教育情報部

公立高校で ICT 担当をしています。

【生徒・教員向け】Google Classroom のよくあるトラブルと対処法【権限が必要です 端末のポリシー違反 Google Workspace for Education Forms】

 

 

Google Classroom でよく生徒から問い合わせがある

主にスマートフォンでのトラブルとその対処法を紹介します。

 

「権限が必要です」と表示される

最も多いのがこのトラブルです。

 

Google フォームなどを開くときに

表示されます。

 

原因は学校で配付されたアカウント(Google Workspace for Education)ではなく、

個人のアカウント(「@gmail.com」などで終わるもの)でログインしているか、

そもそもログインがうまくできていないことです。

 

Google Classroom に投稿された Google フォームのリンクを開く際に、

Google ChromeSafari などブラウザの選択画面が表示されます。

 

遷移先のブラウザ(の機能)でうまくログインができていないことが原因なので、

ログインを正常に行えば解決します。

 

ただ、手順がやや複雑なので、問い合わせがかなり多いです。

 

対処法(画面はすべて iPhone の場合です)

① 画面の下にある「詳細」を押す。

 

② 右上の丸いアイコンを押す。

(*「ログイン」ボタンが表示されている場合は、押してから、④へ。)

 

③ 「別のアカウントを追加」を押す。

 

④ 学校から配付した Google のメールアドレスを入力する。

⑤ パスワードを入力する。
⑥ ログインが完了したら、画面左上の「完了」を押す。

  Google Classroomに戻って、もう一度 Google フォームへのリンクを押す。

「端末のポリシー違反」と表示されて、Google Classroom 自体が開けない

 

2番目に多いトラブルが「端末のポリシー違反」という表示が出るというものです。

同じようなトラブルとして、

Google Classroom を開いたときに

「更新できません」というポップアップがでるものもあります。

 

対処法

これらの場合、原因として考えられるのは

端末自体にパスワードや生態認証などによるロックが掛かっていないことです。

 

Google Workspace for Education は

もともと企業での利用を想定した

セキュリティ設定が行われています。

 

パスワードや生態認証などによるロックがかかっていない端末では、

企業の機密情報を含んでいるかもしれない

ドキュメントや会社の情報を表示させないようにするため、

「端末のポリシー違反」という表示が出るようです。

 

端末本体にパスワードや Face ID、Touch ID などによるロックを掛ければ解決します。

 

iPhone でも Android でも「設定」アプリからロックを掛けることができるはずです。

保護者による制限が掛かっている場合は、

保護者の方の承諾を得る必要があります。


iPhone の場合は、「Touch ID とパスコード」「Face ID とパスコード」という項目に

設定箇所があります。

 

この設定を行っても、Google Classroom のアプリがしようできない場合は、

  1.  Google Classroom のアプリを再起動
  2. 端末自体の再起動

の順番に行ってみてください。

 

たいていのトラブルはそれで解決するはずです。